新赤道儀


我々、天文同好会の所有している安達観測所には望遠鏡と赤道儀が設置してあります。
それぞれ高橋製作所製のMT-200、NJPというもので、
長年我々の活動に大きく貢献してくれました。
しかし、今回、赤道儀のNJPが故障し、このままでは活動に支障が出ると思われたため
議論の結果、新たな赤道儀に買い替えることになりました。

経緯

もともと安達観測所に設置してあった赤道儀であるNJPは、
長く使用していたこともあり、
2000年を過ぎたあたりから故障が目立ち始め、修理を繰り返しながら使っていました。
しかし、東日本大震災により、安達観測所は無事だったものの、
NJPにふただび動作に異常が現れました。
何度か修理に出したものの治らなかったため、多くの議論の末、
新しい赤道儀を購入することとなりました。
購入にあたり、新赤道儀の選択、資金調達に関して多くの方の
アドバイスをいただきながら執行部の安達を中心に決定していきました。
資金は赤道儀基金を立ち上げ、部員がお金を出し合い購入資金を捻出致しました。
さらに、東北大学天文同好会OB会を始めとして、
たくさんのOBの方々から多くの寄付を頂きました。
そのお陰で、購入資金が集まり、無事に念願の新赤道儀、
「ユーハン製赤道儀U-150」を購入するに至りました。

設置

5月10日、天気は快晴。ついにU-150が我々のもとに届き、安達観測所に設置されることになりました。
設置の様子
多くの部員がその様子を見守る中設置が行われました。
設置完了
U-HAN
皆様の協力のおかげでU-150とMT-200設置完了です。
ここまで至るまでに尽力していただいた方々、本当にありがとうございました。
これから、新赤道儀は、調整を行いながら運用されることになります。
講習を受けた部員ならだれでも扱うことができます。
今回の赤道儀買い替えに当たって出資していただいた方々や
購入、設置にご協力いただいた方々への感謝を忘れず
これから長年お世話になる、この赤道儀を大切に使い倒していってほしいと思います。

written by Ryusei.Nono(2014)..

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