・安達観測所
「安達観測所」は東北大学天文同好会が所有している天体観測所です。
仙台市の西隣、柴田郡川崎町の安達という集落にあるため、この名前で親しまれています。
仙台市の中心部からは約27km、車で40分ほどの距離です。

安達観測所には旧観測所から数えて20年以上の歴史があり、
今の観測所は1993年秋に新生なった新観測所を2001年に改修したものです。
観測所は、同好会の会員だけの手で作られたハンドメイドの建物で、
6畳の観測部屋と4.5畳のコタツ部屋から成っています。
「安達」は屋根がスライドする「スライディングルーフ」という構造をしており、
屋根を開ければ据えつけの口径20cmの反射望遠鏡が
いつでも自由に使えるようになっています。
星見のスポットとしても素晴しいですが、畑の真ん中にあるため、
昼間に行っても心安まるのどかないいところです。

現在、東北大学天文同好会の部員で、
最低限の研修を受けた者であれば誰でも自由に使用することができます。
備え付け望遠鏡のメリットである高い追尾精度を活かした写真撮影や各種観望会をはじめ、
屋根の上に寝転がって流れ星を探したり、
天気さえ良ければ自然と部員が集まる場所となっています。

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