2009 春 写真展


今回の写真展は 5/24~6/10 にわたって仙台中央市民センターで行われ、
最近の一眼レフ保有率の高さともあいまって、多くの写真があつまりました。
写真展にお越しいただけなかった方や、
天文同好会の活動について知りたい入部希望者のために
Web上でもアンケート上位の作品を中心に一部公開しようと思います。
写真をクリックすると大きな写真が見れます。

第1位 M31 アンドロメダ銀河
撮影者:   清野 龍(07年度入学)
撮影地:   東北大学天文同好会安達観測所(柴田郡川崎町)
撮影日時:  2008年11月04日 23時39分
露出時間:  840秒(1フレームのみ)
カメラ名称: Canon EOS Kiss Digital X
撮影モード: マニュアル
撮影感度:  ISO 400
レンズ:   SIGMA APO MACRO300mm F=4 HSM
絞り:    F=4.0
撮影焦点距離: (35mm換算)480mm
架台:    タカハシNJP赤道儀
ガイド撮影: ノータッチガイド
画像処理:  DPPにてRAW現像
前回のリベンジで再びM31です。
M31はアンドロメダ座の方向に見える銀河で、
我々の天の川銀河のお隣さんです。
条件さえ良ければ、秋の夜空に肉眼で確認できます

第2位 蒼い夜
撮影者:   小坂 祐貴(06年度入学)
撮影地:   東北大学天文同好会安達観測所(柴田郡川崎町)
撮影日時:  2009年02月04日 27時20分
露出時間:  10分
カメラ:   PENTAX LX
フィルム:  FUJIFILM T64 プロフェッショナル
レンズ:   SIGMA FISH-EYE 15mm
絞り:    F=4.0
撮影焦点距離: 15mm
架台:    GPD2赤道儀
ガイド撮影: ノータッチガイド
今回撮影に用いたタングステンフィルムは、
本来は白熱電球などの下で撮影するためのフィルムです。
このフィルムを太陽光や星の光の下で撮影すると青く写り、
面白い写真が撮れます

第3位 北斗、松、半島にて
撮影者:   清野 龍(07年度入学)
撮影地:   牡鹿半島 御番所公園
撮影日時:  2009年02月28日 21時45分
露出時間:  3420s(30s×114)
カメラ名称: Canon EOS Kiss Digital X
撮影モード: マニュアル
撮影感度:  ISO 1600
レンズ:   Canon EF-S10-22mm F=3.5-4.5 USM
絞り:    F=3.5
撮影焦点距離: (35mm換算)16mm
画像処理:  比較(明)合成後、レベル補正
潮風に吹かれながら、
カシオペヤ座を見送って春の訪れを待ちます。
躍動感あふれる星の軌跡と、
宮城の先端でひっそりと根を張る松の対比です。
展望台のグラデーションは、
実は火災報知器と非常口の光でした

第4位 クリスマスツリー
撮影者:   別所 泰輝(07年度入学)
撮影地:   東北大学天文同好会安達観測所(柴田郡川崎町)
撮影日時:  2008年11月01日 26時12分
露出時間:  30秒
カメラ:   EOS 5
フィルム:  FUJIFILM PROVIA 400X
レンズ:   SIGMA 20mm F=1.8 EX DG ASPHERICAL RF
絞り:    F=1.8
クリスマスには大分季節外れですが、
枝の先に星々がきらめく姿がクリスマスツリーのように
見えたので撮影しました。
写真の中には冬のダイヤモンドとして知られる
シリウス、プロキオン、ポルックス、
カストル、カペラ、アルデバラン、リゲル
といった明るい星々が写っています

第5位 道程
撮影者:   武田 舞(06年度入学)
撮影地:   東北大学天文同好会安達観測所(柴田郡川崎町)
撮影日時:  2009年02月17日 21時50分
露出時間:  10分
カメラ:   Nikon New FM2
フィルム:  FUJIFILM Super 400
レンズ:   Nikkor 35-70mm F=3.3
絞り:    F=5.6
撮影焦点距離: 35m

第5位 時間の過ぎ方
撮影者: 工藤 祐己(07年度入学)

第5位 子持ち銀河
撮影者:   松本 大希(08年度入学)
撮影地:   東北大学天文同好会安達観測所(柴田郡川崎町)
撮影日時:  2009年02月05日 26時46分
露出時間:  20分(1フレームのみ)
カメラ 名称: Canon EOS Kiss F
撮影モード: マニュアル
撮影感度:  ISO 400
ピント合わせ: ライブビューにて
望遠鏡:   タカハシ MT-200(F=1200mm F=6.0)
撮影方法:  直焦点
合成焦点距離: 1200mm
合成F値:   F=6
架台:    タカハシ NJP 赤道儀
画像処理:  ステライメージVer.4でダーク補正
    レベル調整、トーンカーブ調整
「子持ち銀河」は大小2つの銀河がつながっている様子が
とても美しい天体で、北斗七星のすぐ近くに位置しています。
写真では、下側の渦巻銀河(M51)の腕の先に、
上側の小型の銀河(NGC5195)がつながっている姿がよく分かります

管理人自薦 Hercules Globular Cluster
撮影者:   籔本 洋 (05年度入学)
撮影地:    安達観測所
撮影日時:   2009年3月29日 27時30分~
露出時間:   15min
カメラ:    Minolta XD
フィルム:   KODAK Ektachrome E200(+1)
ピント合わせ: ハルトマン板による
望遠鏡:    タカハシ MT-200(f=1200mm F6)
補助機材:   ビクセン GA2-24.5mm
架台:     タカハシ NJP赤道儀
北半球で見ることができる最大の球状星団、
M13ヘルクレス球状星団です。
球状星団とは、私たちの銀河系の周りに散在する、
数万個から数十万個の星のあつまりで、
ボールのように密集していることから球状星団となづけられました。
よくみると、ボールのような集団が一つ一つの星から
できていることがわかりま

次回の写真展は11月の学祭で行われる予定です。
※各写真の著作権は撮影者にあります。無断転載等は固くお断りします。
written by H.Yabumoto(2009)

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