2012 春 写真展
今回の写真展は 11/2~11/4 の三日間に行われた東北大学祭の
天文同好会ブース(川内北キャンパスC棟201教室)にて行われ、
当日はたくさんのお客さんでにぎわいました
ご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。
写真をクリックすると大きな写真が見れます。
|
M45 すばる
撮影者: 白井翔太(2010年度入学)
撮影地: 福島県田村市滝根町 仙台平展望台
撮影日時: 2012年10月15日
露出時間 総露出時間: 2700秒(45分)
各フレーム別: 300秒×9枚
カメラ 名称: Canon kissX2(天体改造)
撮影モード: マニュアル
撮影感度: ISO800
ピント合わせ方法: バーティノフマスク、ライブビュー
望遠鏡 名称: ε160(新補正レンズ)
口径: 160mm
焦点距離:530mm
F値: 3.3
撮影方法: 直焦点撮影
架台 種類: ドイツ式赤道儀
名称: EM200
ガイド撮影: ノータッチガイド
画像処理: ステライメージ6, Photoshop CS5
おうし座の肩のあたりにあるM45すばるです。
撮影地は福島県仙台平。仙台から160キロ、2時間半以上かけて行く場所です。
この日は晴れを探して、この地を訪れました。本命の天体は撮影することができませんでしたが、
なんとなく撮影をしたM45が処理をしたらものになりました。
45分でこれだけの表現をできたのも暗い住んだ空のおかげだと思います。
ありがとう、福島
|
|
馬頭星雲と燃える木 2012
撮影者: 白井翔太(2010年度入学)
撮影地: 福島県福島市土湯温泉町 浄土平野営場駐車場
撮影日時: 2012年10月16日 26:15~28:15
露出時間 総露出時間: 6750秒(1時間52分30秒)
各フレーム別: 450秒×15枚
カメラ 名称: Canon kissX2(天体改造)
撮影モード: マニュアル
撮影感度: ISO800
ピント合わせ方法: バーティノフマスク、ライブビュー
望遠鏡 名称: ε160(新補正レンズ)
口径: 160mm
焦点距離:530mm
F値: 3.3
撮影方法: 直焦点撮影
架台 種類: ドイツ式赤道儀
名称: EM200
ガイド撮影: A80SS+GA4による眼視ガイド
画像処理: ステライメージ6, Photoshop CS5
オリオン座の3つ星の端のあたりにある「馬頭星雲」と「燃える木」を撮影しました。
この写真は、去年も出した写真で、自分の課題天体です。
しかし、今年の撮影は天候に恵まれず、この天体の撮影は苦戦を強いられました。
行っては敗れ、行っては敗れ、連日連夜の撮影5日目にしてやっと撮影することができました。
連日5日目の撮影ともなると、誰も一緒には行ってくれず、バイト後23時から一人車を飛ばし、2時間かけて行きました。
現地は晴天。風が強めでしたが、ガイドを眼視でしっかり行い、7分30秒の露出時間を15枚稼ぐことができました。
一人でも行ってよかった。妥協しなくてよかった。
真に情熱を傾ける者にのみ与えられる喜びがあると思います。
この日、自然はきちんと晴天というご褒美をくれ、更に、紅葉と朝日と雲海という素晴らしい景色まで見せてくれました。
星に対する情熱をこれからも燃やし続けたいと思います。
|
|
星のキセキ
撮影者: 三井文乃(2010年度入学)
撮影地: 山形県西村三郡西山町 月山
撮影日時: 2012年6月26日 25:00
露出時間: 30分
カメラ: Nikon FM2
フィルム: SUPERIA X-TRA400
レンズ: Nikkor 28mm(F=2.8)
撮影焦点距離: 28mm
画像処理: なし
晴れたところを求めて山形県の月山まで行ったときの写真です。
遠出の甲斐があって、夜空いっぱいの星々を見上げることができました。
北の空にカメラを向けると、北極星を中心にぐるぐるとまわる星の軌跡が撮れます。
写真の右側にはもやもやとした天の川も写っています。
地球のまわりにはこんなにもたくさんの星があるんだなぁとしみじみ感じる1枚となりました
|
|
星降る夜に
撮影者: 三井文乃(2010年度入学)
撮影地: 宮城県宮城郡松島町 松島
撮影日時: 2012年10月21日 25:47
露出時間: 50秒
カメラ: Nikon FM2
フィルム: SUPERIA X-TRA400
レンズ: Nikkor 28mm(F=2.8)
フィルター: Kenko MC UV SL-39
撮影焦点距離: 28mm
画像処理: なし
松島海岸を臨む小高い場所で撮った写真です。
この日はオリオン座流星群の極大日。
流れ星をかぞえつつ、納得のいく構図をもとめて夢中でシャッターを切っていました。
連れてきて下さった先輩に感謝です
|
|
天の川
撮影者: 阪本 仁(2010年度入学)
撮影地: 宮城県蔵王町
撮影日時: 2012年6月26日 2:23
カメラ
名称: Sony NEX-5
撮影モード: マニュアル
撮影感度: ISO 1600
フィルター: なし
レンズ: SEL1855 E18-55mm F3.5-5.6
VCL-ECF1 を装着
絞り: F=2.8
撮影焦点距離: 16mm (35mm 換算 24mm)
画像処理: なし
この写真は、魚眼のコンバータレンズを買った当日に撮った写真です。
撮った写真をみると、映る範囲の広さに感動しました。
せっかく買った機材なので、もっと使いこなせるようになりたいです。
一面にひろがる天の川。そこには、たくさんの星座があります。ぜひ探してみてください
|
|
半月
撮影者: 渡邉 達朗(2012年度入学)
撮影地: 宮城県川崎町 東北大学天文同好会安達観測所
撮影日時: 2012年10月22日
露出時間: 1/25秒
カメラ
名称: Canon EOS Kiss X5
撮影モード: マニュアル
撮影感度: ISO 100
ピント合わせ方法:ライブビューによるピント合わせ
望遠鏡
名称: MT-200
口径: 20cm
焦点距離: 1200mm
F値: 6.0
撮影方法: 直焦点撮影
架台
種類: 赤道義
名称: NJP
ガイド撮影: ノータッチ
画像処理: Stella Image Ver6.5にて諸処理
上弦の半月で、撮影時の月齢は6.9です。多くのクレーターが見られます。
満月ではこういった月の凹凸がわかりくく、かえってつきが欠けているときの方が見やすいです。
同じクレーターでも日ごとに見え方が変わって面白いです
|
|
秋の夜長
撮影者: 細川 晃(2012年度入学)
撮影地: 宮城県加美郡加美町 薬莱山
撮影日時: 2012年10月14日 23:49
露出時間: 10秒
カメラ
名称: Sony NEX-5 N
撮影モード: マニュアル
撮影感度: ISO 1600
フィルター: なし
レンズ: 単焦点レンズ
絞り: F=2.8
撮影焦点距離: 27mm (35mm 換算)
画像処理: ステライメージ
静かな秋の夜長、揺れるススキと漂う雲の間に輝く木星。
雲だって風流なのだと思った瞬間でした
|
|
a summer day
撮影者: 小林 知広(2008年度入学)
撮影地: 宮城県刈田郡 刈田岳駐車場
撮影日時: 2012年6月25日 24:39
露出時間
総露出時間: 25秒
各フレーム別:1 frame
カメラ
名称: Canon EOS 5D Mark2
撮影モード: マニュアル
撮影感度: ISO 6400
フィルター: なし
レンズ: EF 24-105mm F4 L IS USM
絞り: F=5.0
撮影焦点距離: 24mm (35mm 換算)
架台
種類: ドイツ式赤道儀
名称: 高橋製作所 EM-10赤道儀
ガイド撮影: ノータッチガイド
画像処理: CameraRawにてRaw現像後、
PhotoshopCS5にて諸調整
蔵王刈田岳は車や原付で手軽に山頂まで行くことができるため、晴れた夜には自然と会員が集まる当同好会定番の星見スポットとなっています。
この日も透明度抜群の星空で、望遠鏡を振り回す人、写真を撮る人、
みな思い思いのやり方で、日の出までの時間を楽しみました
|
次回の写真展は5~6月頃仙台市内のどこかで行われる予定です。
※各写真の著作権は撮影者にあります。無断転載等は固くお断りします。
written by Risa Shimizu(2013)