2014 春 写真展


今回の写真展は 6/2~6/16 にろうきんアートギャラリーにて行われました。
ご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。
写真をクリックすると大きな写真が見れます。

第1位 星の川水の海富士の山
撮影者:   渡邉 達朗(2012年度入学)
撮影地:   山梨県南巨摩郡身延町 本栖湖
撮影日時:  2014年5月4日
露出時間   20sec
カメラ
 名称:   Canon EOS Kiss X5
 撮影モード:Manual
 撮影感度: ISO3200
フィルター: なし
レンズ: EF-S 18-55mm f/3.5-5.6 IS II
絞り: F=3.5
撮影焦点距離: 18.0mm(35mm換算: 28.8mm )
画像処理: Photoshop CS6にてレベル調整、色彩強調等

上には星の川、下には水の海、そこに挟まれる富士山を表現しました。
静寂さの中にきらびやかに輝く天の川と圧倒的な存在感を放つ富士山
が共演する贅沢な夜でした。

第2位 星の宝石箱
撮影者:   赤平 史織(2012年度入学)
撮影地:  岩手県一関市室根山
撮影日時:  2014年5月31日
露出時間:  総露出時間:2670秒
  各フレーム別:30秒
カメラ
  名称: Canon EOS60D
  撮影モード:マニュアル
  撮影感度: ISO6400
フィルター: ケンコープロソフトンA
レンズ: EFS18-55mm F/3.5-5.6
絞り: F=5.6
撮影焦点距離:(35mm換算)88mm
架台 種類: ドイツ式赤道儀
   名称: Vixen GP2 DD-2 2軸コントローラ
ガイド撮影: なし
画像処理: ステライメージ7とPhotoShopCS6で処理

友人の運転する車で、140km離れた室根山へ。
長時間の移動後、真っ暗な世界に降り立ち空を仰ぐと、ぼうっと輝く天の川。
その中心にカメラを向けながらドキドキしてシャッターを押す。
燦然と光を放つ星々は、今日も私たちの頭の上に輝き続けている

第3位 雪の中の銀河
撮影者:   小松 巧(2013年度入学)
撮影地:   宮城県蔵王町 蔵王エコーライン


撮影日時:  2014/4/26
露出時間:  総露出時間:20s
カメラ
  名称: EOS6D
  撮影感度: ISO3200
レンズ: EF50mm f1.2
絞り: 2.8  
撮影焦点距離: (35mm換算)50mm



撮影日時:  2014/5/7
露出時間:  総露出時間:720s
カメラ
  名称: EOS6D
  撮影感度: ISO1600
レンズ: samyang14mm f2.8 絞り:8.0
絞り: 8.0
撮影焦点距離: (35mm換算)14mm
赤道儀: 高橋製作所EM-200
 


撮影日時:  2014/4/26
露出時間:  総露出時間:1800s
カメラ
  名称: EOSkissx7
  撮影感度: ISO3200
レンズ: sigma4.5mm2.8
絞り: 2.8
撮影焦点距離: (35mm換算)7.2mm

撮影日時:  2014/4/23
露出時間:  総露出時間:13s
カメラ
  名称: EOS6D
  撮影感度: ISO1600
レンズ: EF24-05 f4L
絞り: 5.6
撮影焦点距離: (35mm換算)24mm

撮影地の蔵王エコーラインは4月の末まで積雪のため車両通行止めと
なっており、開通の前後には除雪車が作った10mにもなる雪の壁が出現
します。今年の春には何度もエコーラインを徒歩で登り雪の壁と星空
の写真を撮りに行きました。
車では入れない、歩いて登った者のみが出会える絶景です。雪の壁
の隙間からあらわれる銀河の姿に感動しました。
今回、何日もかけて撮った天の川の写真を組写真で出展しました。
4枚とも異なるレンズで撮影し、さまざまな表情を表現しました。
蔵王の自然の雄大さ、そして銀河の雄大さを感じてもらえたら嬉しいです。

第3位 夏の大三角形
撮影者:   小松 巧(2013年度入学)
撮影地:   宮城県蔵王町 賽の磧駐車場
撮影日時:  2014年6月2日
露出時間:   総露出時間: 48分+44分
  各フレーム別:4分×12+4分×11
 二枚モザイク合成後トリミング
カメラ
  名称: Canon EOS6D
  撮影感度: ISO3200
レンズ: EF40mm f2.8
絞り: F=5.6
撮影焦点距離: (35mm換算)40mm
架台 名称: スカイメモ
ガイド撮影: なし
画像処理: ステライメージ7にて合成後PhotoShopCS6にて諸処理
織姫星と彦星の間を流れる川の川辺で凛と輝く織姫星ベガのに感動しました

第5位 赤い薔薇・青い薔薇 (三裂星雲 M20)
撮影者:   渡邉 達朗(2012度入学)
撮影地:   宮城県刈田郡蔵王町 刈田岳山頂駐車場
撮影日時:  2014年5月28日
露出時間: 総露出時間: 60min
  各フレーム別:15min * 4
カメラ
  名称: Canon EOS Kiss X5
  撮影モード:Manual
  撮影感度: ISO1600
ピント合わせ: ライブビューによる
望遠鏡 名称: GS-200RC
口径: 20cm
焦点距離: 1600mm
F値: 8.0
撮影方法: 直焦点
補助器材:Astro-Tech 2” field flattener
架台 種類: ドイツ式赤道儀
   名称: EM-200B
ガイド撮影: オフアキシスガイド (OAG9)
画像処理: Stella Image6 (ダーク,フラット補正,レベル調整,デジタル現像等)
Photoshop CS6 (色彩強調)


赤と青のコントラストが美しく、星雲の広がりが二輪の薔薇に見えるのでこのようなタイトルにしました。
自分の望遠鏡で撮影した写真の初出品作とあって何を出そうかと迷いましたが、カラフルな天体をと思い、
三裂星雲と呼ばれる星雲を選びました。
カラフルな色の中に暗黒星雲と呼ばれる黒い部分の濃淡があり、見ていて飽きない天体です

第6位 静かな夜の海
撮影者:   吹澤 瑞貴(2013年度入学)
撮影地:   神割崎
撮影日時:  2013年12月23日 22時46分
露出時間:  総露出時間: 30分
各フレーム別:30秒
カメラ
  名称: Canon EOS 6D
  撮影モード:マニュアル
  撮影感度: ISO5000
フィルター: なし
レンズ: 20mm F1.8 EX DG ASPHERICAL RF
絞り: F=3.5
撮影焦点距離: 20mm
画像処理: KikuchiMagicにより比較明合成。
Photoshopによりコントラスト、トーンカーブ調整。
わたしたち東北大学天文同好会は冬になると主に宮城県南三陸にある神割崎というところに
車で2時間くらいかけて星を見に行きます。普段は広い駐車場に望遠鏡を立てて銀河や惑星を観測したり、
銀マットの上に寝っ転がって流れ星を探したりするのですが、
この日はちょっとあたりを冒険してみることにしました。
ただ、ひとりだと少し怖いので友達ふたり(hsnくんとknyくん)についてきてもらいました。
海と一緒に北極星を中心に回る星の写真が撮りたかったので、
とりあえず波の音がする方に向かって歩き始めました。
暗い夜道をiPhoneのライトで照らしながら進んでいくと開けた場所にたどり着きました。
カメラが波にさらされないように気をつけながら三脚を立てカメラを設置し、
30秒露出で60枚撮影し比較明合成しました。
長時間露出することにより波が幻想的な雰囲気を醸し出しています。
ぼくのぷち冒険に付き合ってくれたふたりのおかげでこの写真を撮ることができました。
ふたりには感謝です

第7位 星を見上げて
撮影者:    大塚 竣太(2013年度入学)
撮影地: 蔵王山頂
撮影日時: 2014/05/31
露出時間:    15秒
カメラ
  名称:    EOS Kiss X7i
撮影モード: マニュアル
撮影感度:  ISO 6400
フィルター:   なし
レンズ:     EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM
絞り:    f3.5
撮影焦点距離:  (35mm換算)28.8mm
画像処理: photoshop
蔵王へ星を見に行った時,天の川のきれいさに見とれて、しばらく立ち尽くした。
その時の圧倒された気持ちを表現したくて、天の川とそれを見上げている人という構図で取りました。
天の川と人の影のバランスが難しくて何度も挑戦。
途中で雲が少しでてきたけれど、雲があっても割りとバランスの取れたこの一枚を選びました。
印刷したあとになって、雲があるもの少し雰囲気が出ていいのかなと思うようになりました。
自分が見た蔵王での星空、そして星空の綺麗さへの驚きと、
魅了された気持ちを少しでも感じて頂けると嬉しいです

第8位 星、山、電車
撮影者:    野々 竜聖(2013年度入学)
撮影地: 栃木県栃木市両毛線沿い
撮影日時: 2014/3/21 22:56
露出時間: 総露出時間: 36分
各フレーム別:30秒×72枚  
カメラ
  名称:    CanonEOS 60D
撮影モード: マニュアル
撮影感度:  ISO 1600
フィルター:   なし
レンズ:     Rokinon HD8M-C 8mm f/3.5 HD Fisheye Lens
絞り:    F=3.5
撮影焦点距離:  (35mm換算)12.2mm
画像処理:  DPPで調整後KikuchiMagickで比較明合成
Photoshopで諸処理
地元の栃木にて撮影いたしました。写る山と電車は、知る人ぞ知る大平山と両毛線です。
対角魚眼を用いることで広い画角で空と山を映しました

第9位 蒼天銀河
撮影者:    松村 俊明 (2008年度入学)
撮影地: 東北大学天文同好会安達観測所(宮城県柴田郡川崎町)
撮影日時: 2014年5月6日26時15分~
露出時間:    25分
カメラ
  名称:    Canon EOS Kiss 5
フィルム: フジクロームT64プロフェッショナル
フィルター: Kenko PRO1D プロソフトン[A](W)
レンズ:     SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
絞り:    F=2.5
撮影焦点距離:  24mm
架台  種類: 1軸追尾ポータブル赤道儀
    名称: ユニテック SWAT-200
ガイド撮影: ノータッチガイド

画像処理:  ステライメージ6.5, PhotoshopCS5
今回は「タングステンフィルム」という、白熱電球光源下での撮影を前提に作られたフィルムを使用しました。
これを星や夜景の撮影に使うと、青みの強い独特な仕上がりになり、おもしろい写真が撮れます。
この写真では夏の天の川銀河を写してみました。
少し雲がかかってしまいましたが、中央から斜め左上に伸びる淡い天の川の形がわかりますでしょうか

第9位 グラデーション
撮影者:    野々 竜聖 (2013年度入学)
撮影地: 宮城県柴田郡川崎町安達観測所
撮影日時: 2014/4/9 4:00
露出時間:    総露出時間: 1分
各フレーム別:30秒×2枚
カメラ
  名称:    Canon EOS 60D
撮影モード: マニュアル
撮影感度:  ISO 1000
フィルター:   ケンコー プロソフトンA
レンズ:     SIGMA 20mm F1.8 EX DG
絞り:    F=3.2
撮影焦点距離:  (35mm換算)32mm
画像処理: DPPで調整後Photoshopで諸処理

朝方の空の美しいグラデーションの中の天の川と蠍座を写しました

次回の写真展は11月の学祭で行われる予定です。
※各写真の著作権は撮影者にあります。無断転載等は固くお断りします。
written by Ryusei Nono(2014)

Copyright © 2015 Tohoku Univ.Astronomy Club all rights reserved.