2017 秋 写真展


今回の写真展は11/3~11/5 に東北大学川内北キャンパス講義棟A101 にて行われました。
ご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。
写真をクリックすると大きな写真が見れます。

第1位 天上天下
撮影者 野々 竜聖 (2013年度入学)
撮影地 宮城県遠刈田郡蔵王町蔵王山山頂
撮影日時 2017/05/28
露出時間 総露出時間 45sec
 各フレーム別時間 15sec×3frames
カメラ 名称 Canon EOS 6D
 撮影モード Manual
 撮影感度 ISO1600
フィルター なし
レンズ SIGMA 20mm F1.4DG HSM
絞り 2.8
撮影焦点距離 2omm
画像処理 Photoshopにてパノラマ合成・強調処理
写真の説明・コメント・アピールなど
よく行く蔵王の山頂での天の川アーチを撮影しました。夏は山頂でも寒くなく天の川を満喫できるので その点は好きです。題名の天上天下は天という字が入りかっこいい名前ということで厨二的センスで付け ました。ちなみに天上天下唯我独尊とは、この世に個として存在する「我」より尊い存在はないということ。 人間の尊厳を表している言葉だが、「唯我独尊」はこの世に自分より優れたものなどないという思い上がり の意味でも使う。とありましたので、ことわざの後半部分は消しました。

[参考文献] 古事ことわざ辞典

第2位 水影
撮影者 岩野 洸(2016年度入学)
撮影地 宮城県宮城郡松島町手樽公園駐車場
撮影日時 9/28
露出時間 総露出時間 15s
 各フレーム別時間
カメラ 名称 Canon EOS 6D
  撮影モード マニュアル
  撮影感度 2500
フィルター ソフトフィルター
レンズ rokinon35mmF1.4
絞り 2.8
撮影焦点距離 35mm
画像処理 Photoshopにて調整
写真の説明・コメント・アピールなど
もう一つの世界、もう一つの自分。

第3位 アンドロメダ銀河~M31~
撮影者 濱口 保礼(205年度入学)
撮影地 宮城県柴田郡川崎町東北大学天文同好会安達観測所
露出時間 総露出時間 120min
    各フレーム別 4min×10枚をモザイク合成 iso 1600
カメラ 名称 Canon 6D IR改造(SEO-SP4)
ピント合わせ方法:ライブビューによる
望遠鏡 名称:MT-200
   口径:200mm
   焦点距離:1200mm
   F値:6
撮影方法 直焦法
合成焦点距離:1200mm
合成F値:6
ガイド撮影 M-GEN スーパーガイダー
架台 種類:赤道儀
   名称:U-150
画像処理 Stella Image8 ダーク/フラッド処理/レベル調整/デジタル現像/      Photoshop CS6 カラーバランス/レベル調整/コントラスト/彩度調整
写真の説明・コメント・アピールなど
この写真は部で所有しているカメラを初めて持ち出して、自力で安達に行き、初めて直焦点撮影を行って 撮った写真です。色々分からないことが多すぎて少々思い通りにはいきませんでしたが、何とか写真展に 出すことができました。私たちがいる天の川銀河のお隣り、「アンドロメダ銀河です」。

第4位 天の川スタークラウド
撮影者 渡邊 達朗(2012年度入学)
撮影地 宮城県遠苅田郡蔵王町駒草平駐車場
撮影日時 2017/6/28 23:06:20~
露出時間・総露出時間:1時間40分
   各フレーム別 10フレームをパノラマ合成
        1フレームにつき2分×5枚
カメラ 名称:Canon EOS 6D(SEO-SP4改)
撮影感度:ISO3200
撮影モード:バルブ
ピント合わせ方法:バーティノフマスク+EOS Utility
レンズ 名称:SIGMA 150mm F2.8 APO MACRO EX DG OS HSM
絞り F5.0
撮影焦点距離 150mm
フィルター なし
ガイド撮影 Lodestar+100mmCマウントレンズ+PHD Guiding2
架台 種類:ドイツ式赤道儀
   名称:Vixen GP2
画像処理 Stella Image7ダーク/レベル調整/PhotoshopCCパノラマ合成/コントラスト/色彩調整
写真の説明・コメント・アピールなど
六年間の集大成です。この写真を見て感じたことをアンケート用紙に書いていただけると幸いです 終了後に一つ一つ読まさせていただきます。この写真に限らず、私の写真はスマホなどで撮って頂いて かまいません。SNSへもご自由にどうぞ。私にとって最後の写真展、多くの方にこの作品を生で見て 頂くことが何よりの幸せです。 六年間ありがとうございました。

第5位 朝焼けの明星
撮影者 神原 歩(2015年度入学)
撮影地 岩手県宮古市浄土ヶ浜
撮影日時 2017/5/4 3:21
露出時間 13s
カメラ 名称 Canon kissx8i
    撮影モード マニュアル
    撮影感度 iso1600
レンズ SIGMA 17-70mm F2.8
絞り F2.8
撮影焦点距離 17mm
画像処理 PhotoshopCS6 カラーバランス/コントラスト/自然な彩度
写真の説明・コメント・アピールなど
 岩手県の浄土ヶ浜にて、朝焼けとともに明けの明星を撮りました。「さあそろそろ帰るか」と準備をして いると、明けの明星が上がってきてさらに朝焼けまでしてきたではありませんか!!こんなにきれいな景色 はまた見られないだろうと思い、また大勢の人にこの景色を見てもらいたいとこれまで以上に感じました。

第6位 星降る夜に
撮影者 山本 剛史(2015年度入学)
撮影地 広島県呉市野呂山
撮影日時 2017/8/12 21:36
露出時間 15s
カメラ 名称 Canon EOS 6D
  撮影モード マニュアル
  撮影感度 ISO12800
フィルター なし
レンズ SAMYANG 14mm f2.8
絞り f/2.8
撮影焦点距離 14mm
画像処理 CameraRAWで現像、PhotoshopCCで色彩調整。
写真の説明・コメント・アピールなど
夏、ペルセウス座流星群の夜、夏の大三角が夜空を彩る。わずか数秒の一閃、その長辺をも超える長さの 流星が夜空を切り裂いた。

第7位 彩る天女と青い馬
撮影者 渡邊 達朗(2012年度入学)
撮影地 宮城県柴田郡川崎町東北大学天文同好会安達観測所
撮影日時 2017/5/22 23:24:32~
露出時間 総露出時間 3時間15分
   各フレーム別 3分×65枚
カメラ 名称 Canon EOS 6D(SEO-SP4改)
撮影感度 ISO3200
撮影モード バルブ
ピント合わせ方法 バーティノフマスク+EOS Utility
レンズ 名称 SIGMA 150MM F2.8 APO MACRO EX DG OS HSM
絞り F5.0
撮影焦点距離 150mm
フィルター なし
ガイド撮影 Lodestar+100mmCマウントレンズ+PHD Guiding2
架台 種類 ドイツ式赤道儀
   名称 Vixen GP2
画像処理 Stella Image7ダーク/レベル調整/デジタル現像/PhotoshopCS6/コントラスト/色彩調整
写真の説明・コメント・アピール
さそり座の頭から心臓部にかけての星雲を写しました。写真の中で黄色く輝く星雲の中にひときわ明るい 星がありますが、これがさそり座の心臓部、アンタレスという星です。そのアンタレスをお腹のあたりに 据える、黒いベールに包まれ、色とりどりの羽衣を身にまとう天女がおわかりいただけますか。また、青い 頭とその立派な”たてがみ”が印象的な青い馬が目をギラリと光らせて天女に背をむけます。全天一カラ フルな領域をお楽しみください。

ちなみに天女の左側、黒い星雲が左へと伸びていく途中のわずかに下に緑色の星と思しき天体が写っていま すが、通りすがりの彗星(71P/Clark)です。

第8位 子持ち銀河M51
撮影者 渡邊 達朗(2012年度入学)
撮影地 宮城県柴田郡川崎町東北大学天文同好会安達観測所
撮影日時 2017/5/17 22:03~
露出時間 総露出時間 135分
   各フレーム別 L 10分×8 RGB 各5分×4,3,4枚
カメラ 名称 FLI ML8300
  センサー温度 -30℃
フィルター Baader Planetarium φ50mmLRGBフィルター
ピント合わせ方法 バーティノフマスク、ピントエイド
望遠鏡 名称 タカハシMT-200(TS社ダブルスパイダー改)
  口径 200mm
  焦点距離 1200mm
  F値 6.0
撮影方法 直焦点
補正レンズ F4.8レデューサー
合成焦点距離 960mm
合成F値 4.8
ガイド撮影 Lodestar+PHDguiding2によるOff-Axisガイド
ガイド
架台 種類 ドイツ式赤道儀
   名称 U-150(ユーハン工業)
画像処理 Stella Image7にてダーク、コントラスト、レベル補正、デジタル現像、PhotoshiopCS6にて色彩 コントラスト強調。
写真の説明・コメント・アピール
サークルの観測所にある望遠鏡に自前のカメラを取り付けて撮影しました。子持ち銀河と呼ばれる銀河で、 大きい銀河と小さい銀河が衝突しているところになります。大きい銀河と小さい銀河の中心からは2本の 腕が渦を巻くように生えているのが見て取れます。サークルの個人が所有している40cmの望遠鏡で見せて もらうと、この渦の構造がはっきりと見て取れます。見ても良し、撮っても良しの銀河です。

実は観測所の赤道儀(星の日周運動に合わせて動く機械)は2013年におよそ100万円の費用をかけて新調され ているのですが、新しい赤道儀を作っていただいたユーハン工業の秋田様が昨年お亡くなりになられました。 日本でも屈指の精度を誇るこのU-150は天文マニアなら誰でも欲しがる赤道儀で、サークルにあるものが 秋田様の最後のU-150となりました。今までの感謝の気持ちを込めて、この作品を捧げます。

第9位 シン・ヒサノ
撮影者 渡邊 達朗(2012年度入学)
撮影地 宮城県遠刈田郡蔵王町苅田岳山頂
撮影日時 2017/8/1 23:45:37~
露出時間 総露出時間 30秒
 各フレーム別時間 30秒×1枚
カメラ 名称 Canon EOS Kiss X5
  撮影モード アニュアル
  撮影感度 ISO800
フィルター なし
レンズ EF-S 10-22mm f/3.5-4.5USM
絞り 4.0
撮影焦点距離 10.0mm
画像処理 PhotoshopCS6にて色彩、コントラスト調整
写真の説明・コメント・アピール
山形の町が雲の下に沈む頃、蔵王の苅田岳山頂にはあのヒサノが出現!!目をキラリと光らせ、まばゆい ビームを放っています。次はいつ現れるのか!?雲海の蔵王に赴いてみてはいかが。

第10位 星の雨
撮影者 岩野 洸(2016年度入学)
撮影地 宮城県南三陸町神割崎
撮影日時 2017/3/29
露出時間・総露出時間 1290s
 各フレーム別時間 30s
カメラ 名称 Canon EOS 6D
   撮影モード マニュアル
   撮影感度 1000
フィルター なし
レンズ EF 24-70F4
画像処理 Photoshopにてトーンカーブ等調整
写真の説明・コメント・アピール
降り注ぐ

次回の写真展は4月に仙台市天文台にて行われる予定です。
※各写真の著作権は撮影者にあります。無断転載等は固くお断りします。
written by Masaki Orimo

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