2017 春 写真展


今回の写真展は4月に仙台市天文台にて行われました。
ご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。
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第1位 岩野 洸 (2016年度入学)
撮影地: 神割崎
撮影日時:2017年4月28日01:24
露出時間 総露出時間:20秒
カメラ 名称:Canon EOS 6D
撮影モード:マニュアル
撮影感度:2500
レンズ:ROKINON 35mm F1.4
絞り:1.4
撮影焦点距離:35mm
画像処理:Lightroom + PhotoshopCC
岩と木々の間に目を向けると、そこにはちょうど天の川が。

第2位 まわれっ。
撮影者:渡邉 達朗 (2012年度入学)
撮影地: 宮城県登米市迫町 長沼フートピア公園
撮影日時:2017年05月02 22時23分15秒
露出時間 総露出時間:2時間59分 
各フレーム別時間:1分×179枚 (比較明合成、前景はうち1枚を使用)
カメラ 名称:Canon EOS Kiss X5
撮影モード:Manual
撮影感度:ISO100
フィルター:なし
レンズ:17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
絞り:4.0
撮影焦点距離:17mm
画像処理:Stella Image7で比較明合成、Photoshop CS6で色彩調整

一度昼間に訪れたことがあり、いつかここで星景写真を撮ってみようと思っていました。この写真を撮る前日、気合を入れて撮影に来たのですが不幸にも撮影データが全て飛んでしまいました。挙句の果てに朝方に自販機荒らしを目撃し通報。朝8時過ぎまで見聞に付き合う羽目に…。しかしそんなことであきらめるわけにはいかず、次の日再チャレンジ。そんな不思議なエピソード付きの1枚です。 星が風車を回そうとしているところを、たくさんのチューリップが見守っているようです。左上には流れ星もちょこんと写っています。

第3位 天橋
撮影者:松尾崇也   (2015年度入学)
撮影地: 御番所公園
撮影日時: 2017/4/30 1:15
露出時間 : 30秒
カメラ 名称:Canon 8000D
 撮影感度:ISO 12800
フィルター:なし
レンズ:SAMYANG 単焦点広角レンズ 10mm F2.8
絞り:F2.8
撮影焦点距離:10mm
画像処理:Digital Photo Professional 4

御番所公園は、御番所山の頂上に位置しており、江戸時代に仙台藩が「唐船」の襲来に備えて見張り所を設置していたそうで、とても眺めの良い公園です。 これからの季節、天の川が綺麗に見える季節となってまいります。夜空を見上げて満天の星々を楽しんでみてはいかがでしょうか。

第4位 夏待ち遠しき浜辺で
撮影者: 山本 剛史  (2015年度入学)
撮影地: 奄美大島 嘉徳海岸
撮影日時:2017年2月27日5:04
露出時間 総露出時間:30秒
カメラ 名称:Canon EOS 6D
撮影モード:マニュアル
撮影感度:12800
レンズ:SAMYANG 14mm f2.8
絞り:f/2.8
撮影焦点距離:14mm
画像処理:Photoshop CCにてRAW現像

 夏に毎晩美しい天の川を見ることができるほど美しい夜空を持つ奄美大島。しかし、冬になるとこのように見える天の川は夜明け前まで現れず、天気も安定しないため、なかなか見ることができません。  夏まで見るのを待ちきれずオフシーズンの奄美に一週間滞在し、この日だけこの星空に出会えました。さらに冬は人が閑散としているため、誰もいない浜辺に寝転んで天の川を独り占めできたのです。  夏が待ち遠しい奄美の島人は海だけでなく、この星空を楽しみに日々を過ごしているのではないでしょうか。機会があればぜひ、奄美の夜空を見に来てほしいものです。

第5位 夏の狼煙
撮影者:濵口保礼
撮影地:宮城県刈田郡蔵王町賽の河原 撮影日時:5/2 2:40~3:00
露出時間:20 分
カメラ:Pentax
(2015 年度入学)
フィルム: Fujifilm Provia400X
レンズ:SMC Pentax 35mm f4.5 fisheye
架台:スカイメモ R
ガイド方法:ノータッチガイド
絞り:f4.5
撮影焦点距離:35mm(35mm 換算 17mm)
画像処理:photoshop cc にてトーンカーブ、カラーバランス etc
協力 しばじゅん

今年初めて蔵王に行って撮った写真です。天の川がとても濃く見え、蔵王の素 晴らしさを改めて思い知りました。撮った写真を友達に教えてもらいながら画 像処理したのですが、なかなかフィルムのきれいさが出せませんでした。秋の 写真展でもう一度挑戦したいと思います。梅雨もまだまだですが、天の川が立 ちのぼる姿をみると夏の気配を感じずにはいられません。

第6位: 夜桜星見
撮影者:渡邉 達朗  (2012年度入学)
撮影地: 宮城県柴田郡大河原町 一目千本桜
撮影日時:2016年4月9日 2時04分28秒
露出時間 総露出時間:30秒
各フレーム別時間:30秒
カメラ 名称:Canon EOS Kiss X5
撮影モード:Manual
撮影感度:ISO800
フィルター:なし
レンズ:15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
絞り:4.0
撮影焦点距離:15mm
画像処理:Camera RAWで現像、Photoshop CS6で色彩強調

夜桜と星の写真を撮りたいと思い立ち、撮りに行った1枚です。桜と桜の間から、さそりが頭をひょっこり出してお花見しています。さそりにも昼の桜をみてもらいたいですね。

第7位:雪化粧
撮影者: 濵口保礼  (2015年度入学)
撮影地:宮城県柴田郡川崎町安達観測所
撮影日時:2017年1月24日20:47~21:17
露出時間:30分
カメラ:Pentax 6×7
フィルム: fujifilm provia400X
レンズ:SMC Pentax 35mm f4.5 fisheye
フィルター:
絞り:f4.5
撮影焦点距離:35mm (35mm換算17mm)
画像処理:photoshop ccにてトーンカーブ、カラーバランスetc
     協力 しばじゅん

普段利用している安達観測所が大雪に見舞われたときに撮ったものです。着くとあたりは一面の銀世界でいつもと違った観測所がそこにありました。除雪している間に適当に撮っていたんですが、雪面に町明かりが反射したおかげで観測所がフィルムにしっかりと映っています。降雪20cm 気温-10℃という寒空の中でオリオン座と冬の大三角がとてもきれいに見えた夜でした。

第8位:三裂星雲と散開星団
撮影者:神原 歩 (2015年度入学)
撮影地:安達観測所
撮影日時:2017年5月3日24:50~
露出時間 総露出時間:2時間12分
 各フレーム別:240秒×33
カメラ 名称:Canon EOS 6D(SEO-SP4)
ピント合わせ方法:ライブビューによる
望遠鏡 名称:MT-200
口径:200㎜
焦点距離:1200㎜
F値:6.0
撮影方法:直焦点
補正レンズ:コマコレクタレンズ MPCC-MARKⅢ
ガイド撮影:M-GEN・スーパーガイダー
架台 種類:赤道儀
   名称:U-150
画像処理:Stella Image7 ダーク/フラット/レベル調整/デジタル現像
  Photoshop CS6 レベル調整/コントラスト/色彩調整

写真の右下の天体がM20、三裂星雲、右上が星の集まりがM21、散開星団です。  今回が初めての直焦点撮影でしたが、M20の赤や青を出すことができ、大満足の出来となりました。カメラや望遠鏡類は部が所有しているものを使用しました。処理に関しても部員にアドバイスを受け、非常に良い仕上げをすることができました。環境に感謝です。  今回直焦点の撮影で非常に有意義な時間を過ごせました。これを機に直焦点撮影を楽しみながら、多くの人に布教していきたいです。

第9位:M20三裂星雲
撮影者: 柴田純平 (平成27年度入学)
撮影地:月山
撮影日時:2015年5月17日
露出時間 総露出時間:70min
 各フレーム別:10min×7
カメラ 名称:EOS60D
センサー温度:
フィルター:
ピント合わせ方法:
望遠鏡 名称:
口径:
焦点距離:
F値:
撮影方法:
補正レンズ:
合成焦点距離:
合成F値:
ガイド撮影:
架台 種類:
   名称:
画像処理:

夏の天の川の中にある、青と赤が特徴の美しい星雲です。 その見た目から、やはり青い部分と赤い部分が注目されがちですが、その間にある暗黒星雲の微妙なうねうねもとても美しいです。 その美しさを伝えたかったため、その再現に力を入れました。 わかりますかね、このうねうねの微妙のグラデーション… 実に美しい… そもそも「三裂」の名前は赤い部分にかかっている暗黒星雲が由来ですから… いうなれば暗黒星雲は三裂星雲のアイデンティティみたいなものですよね! 暗黒星雲万歳!!

タイトル:オリオンと煌く街
撮影者:野々 竜聖   (2013年度入学)
撮影地: 福島県福島市磐梯吾妻スカイライン
撮影日時:2016年10月24日22:17
露出時間 総露出時間:12.8sec
各フレーム別時間:3.2sec
カメラ 名称:α7
撮影モード:マニュアル
撮影感度:ISO3200
フィルター:プロソフトンA
レンズ:SIGMA 35mm F1.4 DG HSM
絞り:f 2.0
撮影焦点距離:35mm
画像処理:4枚撮影後Photoshopにてパノラマ合成および周辺減光など諸処理

磐梯吾妻スカイラインの道端にて撮影しました。寒く風の強い日でしたが、街の夜景と星は煌いていました。横長な構図がマイブームなので、オリオンが街を見下ろしているようなこの構図にしてみました。 個人的には冬は寒くて撮影する気になれないので夏が来てくれてモチベーションが上がってきています。夏はやはり天の川を美しく撮りたいです。

次回の写真展は10月28日~30日の東北大学祭で行われる予定です。
※各写真の著作権は撮影者にあります。無断転載等は固くお断りします。
written by Shota Ishizuka

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