恒星データの入手について

問い合わせが多いので暫定的にまとめておきます。
国立天文台・天文データセンターのサーバーから各種のデータが得られます。
National Astronomical Observatory of Japan / Astronomy Data Center
ASTRONOMICAL DATA ARCHIVES CENTER

私たちが利用したのは、Yale University Bright Star Catalogue 5th というものです。
#いま探してみましたがそれらしいものが見当たりませんね…
まぁ、何使ってもらってもよいのですが。
Line# RA           DEC         Epoch    RA     DEC   MAG    Title   Comments:
HR#                                     PM     PM           HD #    Spec    Cross-ref    R-Velocity
    1 00:05:09.90 +45:13:45.00 2000.00 -0.012 -0.018 6.70      3 #  A1Vn    BD+44 4550   RV-018
    2 00:05:03.80 -00:30:11.00 2000.00 +0.045 -0.060 6.29      6 # gG9      BD-01 4525   RV+014
    3 00:05:20.10 -05:42:27.00 2000.00 -0.009 +0.089 4.61     28 #  K0III * BD-06 6357   RV-006
    4 00:05:42.00 +13:23:46.00 2000.00 +0.045 -0.012 5.51     87 #  G5III   BD+12 5063   RV-002
    5 00:06:16.00 +58:26:12.00 2000.00 +0.263 +0.030 5.96    123 #  G5V     BD+57 2865   RV-012
    6 00:06:19.00 -49:04:30.00 2000.00 +0.565 -0.038 5.70    142 #  G1IV    CD-4914337   RV+003
    7 00:06:26.50 +64:11:46.00 2000.00 +0.008 +0.000 5.59    144 #  B9III   BD+63 2107   RV-000
    8 00:06:36.80 +29:01:17.00 2000.00 +0.380 -0.182 6.13    166 #  K0V     BD+28 4704   RV-008
			
展開すると、このようなフォーマットのテキストファイルになっています。
赤経、赤緯、等級だけあればよいので、RA,DEC,MAGのデータを抜き出して利用します。
見ての通り、赤経は何時何分何秒、赤緯も角度、分、秒という単位になっていますから、
エクセルなどで座標処理するときは、角度の単位に統一しておく必要があります。

座標変換・プロットについて

座標変換計算式などのように、
構成半球の形状に合わせて赤緯、赤経のデータを
半球の展開図上でどの位置にプロットすればよいか計算します。
光源からの距離にあわせて等級も補正しましょう。 私たちのプラネタリウムでは、内接円半径が18cmの
円錐を切り落としたような形状になっています。
展開図にすると、極ちかくの円の部分は半径7.46cm
そのまわりの扇形の部分は、内径10.54cm、外径25.45cm
円筒部の長方形は113.09cm×14.91です。 プリンターの解像度を1200dpi、実用解像度を300dpiとして、原版上での一等星を直径1mm、
6等星を0.1mmとするには、1dot(pixel)=0.0847mm、
言い換えると0.1mm=11.8dotsということになります。
figure
これを踏まえてVisualBasicやVisualC++等
お好きなプログラム言語を用いて画像ファイルに出力しましょう。
プロッターのexeファイルをおいておきたいところですが、
各機能ごとに分化させてコンパイルしていません。
斜辺(扇形)部分のプログラムのソースコード(VB)を置いておくので、
新しく作る方は参考にしてください。
ソースコード
このプログラムを解読して動かせるようにするより新しく書いたほうが10倍早いです。
※VBをかじった事のある人ならわかると思いますが、このままでは動きません。
※コメントに+-などと書いてあるのは、
その部分を毎回書き換えてコンパイルせず仮実行していたからです。
4通り組み合わせると、斜辺部の4パートが得られます。
分割しないと、VBで扱える画像ファイルの上限を超えてしまうようです。
※今見るとやっつけ仕事にも程があ(ry

現像工程についても加筆予定

written by H.Yabumoto(2008)..

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